摩擦,ひと筆.

摩擦です。暇な時に書きます。

§1「はじめに,それと自己紹介」

 僕は僕自身を浅慮な人だと思っている。いや、思う分には構わないのだが、それが自分の行動パターンを決めつけている気がしてならない。つまり、自分は"若気の至り"が許され、それどころかあるべき姿がそこにあるとさえ思い込んでいる、ということだ。この事実を認知こそすれ、その上で行動を矯正しようとするのもどこか意図的な側面が残ることは否めないので、自分の行動の習性は現状維持であらざるを得ない。そんなもどかしさを孕みつつも、結果的には先の自己観念に従う形で...これがこのblogが作られるにあたってのいきさつである。僕はブログの、それ以前に文章自体の構造においてミクロにもマクロにも不慣れであるから、当面は駄文を続々と生成する予定である(既にしている!)のだが、ご容赦願いたい。個人的に十分な前書きと注釈が施せたため、そろそろ自己紹介に移ることにする。

 現在僕、摩擦は高校1年生である。今に至るまで出生から順を追って話すのが1番平易で手頃だと思われるので、それに則り時系列的に進める。

 生まれた時の僕は3400gほどもあったらしい。今の僕からするとなんとも似つかない数字を叩き出している。大器晩成スとも言うものだから焦らずいようとは思うのだが、そうはいえどそろそろ「成」の時期が来てくれないと困る。話を戻して、僕は乳児血管腫(別名:苺状血管腫)を抱えていた。調べるほど見栄えの良いものでもないため推奨はしない。いわく、これの発生する場所は完全にランダムではあるが、首より上の部位によく出来やすいらしかった。僕の場合はちょうど臍と同じ場所にできたため、あまり目立たなかったというのが幸いである。いじめなども、これを巡ってのものに限って言うのなら、特になかった。

 僕は幼稚園には通わずに保育園だけで幼児教育期を過ごした。色々と事情はあるのだが、省略する。忘れてしまった、というか記憶に残ってさえいないのだが、何かしらのテストをこの時期受けたようで、僕はこれで発達障害と診断されかけたそうだ。魚の絵を見せられ、「魚」と解答すればよかったらしいのだが、小さな僕は「金魚」と答えたらしい。正直そんな些細なことで障害を疑う側も酷いとは思うが、その辺で泳いでいる魚と観賞用魚の区別くらいはつけられてもよかったのではないかとは自分でも思う。

 小学校時代はいい思い出が少なかったと思う。誕生日を迎えると、それぞれのお祝いのメッセージが付いた「誕生日カード」というのが皆から1枚ずつ貰えるという文化があった。1クラスに35人はいたのでカードを結構な頻度で作成せねばならないこと以外は良い文化だと思う。当然皆からなにを書かれるのかと期待に胸を躍らせて僕も誕生日を迎えるわけだが、書かれている内容は「計算ドリルを解くのが早い」の一点張りで、人格や日頃の行いについての言及は一切なかった。何枚もカードを作る機会があるから当たり障りないことだけ書いておこうとした結果なのか、人格がつまりそういうこと、だったのかは分からないが、前者だと信じている。先に含みを持たせた表現をしたがここで伏線の回収をすると、この時期にいじめもあった。気がする。気がするのだが、内容が瑣末だったせいか朧げにしか覚えていない。話しかけても無視される程度の事だったと記憶しているが、それでも、自分は相手と仲良くなろうと努めているのに、それが一方通行だと理解したからだろう、結構なショックを受けていた。また、4年生からは塾に通い始め、受験勉強に本腰を入れようということになった。勉強に関してはよくできる方だったし、頭もできていないわけの分からない小学生時代だったこともあるのだろう、成績は悪くなく、晴れて中高一貫校に合格できた。塾で悪態の限りを尽くした件はしまっておく、それだけで文章量が爆発してしまうためだ。

 中学生活は充実の一言だった。勉強はサボりがちで成績は下落したが、それ以上に部活、中学は野球部に入っていたのだが、そこでの仲間たちと練習に明け暮れた日々は、改めて思い返すと青春の気が漂っていると感じる。勉強に手をつけないとまずいと思ったのが中学3年の頃で、高校野球を続けるかどうか迷ったが、熟考の末、水泳部に転部し生徒会の役員職を兼任する(これでも負担は以前より減った)決断をした。役員選挙というもので票を得なければならないのだが、自分が泡沫候補から当選できた時の喜びはやはり何にも代えがたいものであったと追憶に耽る。任期満了し役を辞して、学生生活の本筋を勉強へと移行させ、今に至るーーといった具合である。

 以上が半生概論となる。

 これからは、気の向いた時の雑記として、個人的には自分自身の生活を振り返るために、このblogを活用していこうと思う。もちろん今述べた通り不定期とはなるが、更新のあった際にはTwitterInstagramか分からないが何かしらで告知をすると思うので、ぜひ読みに来ていただきたいと思う。